米FOX元看板司会者 プーチン氏の2時間インタビュー公開 侵攻後初の米メディア取材(2024年2月9日)
アメリカの保守系有名司会者がロシアを訪れ、プーチン大統領に対面でインタビューをしました。ロシアのウクライナ侵攻後、初めてのアメリカメディアによる取材となります。
アメリカの保守系テレビ局「FOXニュース」の元看板司会者でトランプ前大統領にも近いタッカー・カールソン氏は8日、自身のウェブサイトで6日にクレムリンで収録したプーチン大統領のインタビュー動画を公開しました。
インタビューは2時間におよび、ウクライナ侵攻が主な話題になりました。
プーチン大統領は「戦争を終わらせたいのならアメリカが武器の供給をやめなければならない。そうすれば戦争は数週間以内に終わる」と述べ、停戦の用意はあると主張しました。
また、NATO(北大西洋条約機構)の加盟国であるポーランドへの侵攻について問われると「ポーランドやラトビア、他の国には興味がない」とし、侵攻拡大の考えを否定しました。
カールソン氏はロシアに融和的で、バイデン政権が進めるウクライナ支援に否定的な立場を示してきました。
プーチン大統領はロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を開始して以降、アメリカメディアのインタビューは一度も受けていませんでしたが、カールソン氏のロシア寄りの立場が考慮され、今回のインタビューが成立したものとみられます。
[テレ朝news]