「早く出して」子どもの泣き声、叫び声も…CAが冷静に対応し脱出 羽田衝突JAL機炎上【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年1月4日)
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故。海上保安庁の航空機の機長が滑走路への進入許可を受けたと説明していることが分かった。しかし、3日に国土交通省が公開した交信記録には、進入を許可した記録はなかったという。
■乗客乗員379人…子どもの泣き声や叫び声
煙が入り込み、乗客の叫び声が響き渡る機内。窓の外には、炎がすぐそこまで迫っているのが確認できる。
2日午後6時前に撮影された映像。滑走路が突然、赤く光った。
新千歳空港から羽田空港に向かう日本航空機が、滑走路で海上保安庁の機体と衝突。機体は炎上し、煙も上がっている。
その直後に撮影された写真。機体の前方には衝突したとみられる跡がある。この時、機内には乗客乗員379人が乗っていた。
乗客の子ども
「早く出してください」
客室乗務員
「鼻と口を覆って、姿勢を低くしてください」
乗客の子ども
「開けてください」
客室乗務員
「鼻と口を覆い、姿勢を低くしてください」
子どもの泣き声や叫び声、そして客室乗務員の指示を出す声が入り混じり、機内は騒然としている。
床にしゃがんでいる女性。さらに、その奥では座席に座っている乗客の男性が屈みながら、布のようなもので口と鼻を覆っている。
乗客の子ども
「開けてくださいよ」
客室乗務員
「鼻と口を覆い、姿勢を低くしてください」
客室乗務員は乗客に指示を送りながら懐中電灯を取り出し、暗い機内の中を照らしながら移動していく。その先には赤ちゃんを抱っこしている女性の姿があった。赤ちゃんは泣きじゃくっている。
すると、客室乗務員が手を伸ばして救急箱を取り出した。映像はここで終わる。
■乗客の証言…“異様な音” 翼の下から炎
航空機は瞬く間に炎に包まれた。消火活動が行なわれるも、火の手は収まることなく、機体を焼き尽くす。
消防隊が数人、近くにいるが、その後ろで火の粉のようなものが落ちてきているのも確認できる。懸命な消火活動が続けられるも、なかなか火の手は収まらない。
火が消し止められたのは、3日午前0時9分、日付が変わってからのことだった。翼部分以外は黒焦げとなり、原型をとどめないほど機体は損傷している。
JALの機体に乗っていた乗客乗員は、けが人は出たものの、犠牲者はいなかった。
事故機の乗客
「何が起きたか分からなかった。普通に着陸をした後の衝撃が、まずタイヤがついた後に“ダン”と音がして、それと同時に右手を見たら、火が噴いていたという状況」
多&