急死のナワリヌイ氏献花の市民を監視・特定の命令書 人権団体が当局内部文書を公表(2024年2月21日)
ロシアの人権団体はモスクワの警察が獄中死したナワリヌイ氏の追悼に献花に訪れた市民を24時間態勢で監視・特定していたとする内部文書を公表しました。ロシア内務省は「事実ではない」と主張しています。
ロシアの人権団体「森を歩く」は20日、警察を所管するモスクワ内務省の内部文書だとする命令書をSNSで公表しました。
文書にはナワリヌイ氏が死亡した翌日の17日付で「犯罪の可能性を防ぎ、公序良俗に違反する人物の特定のため」献花場所を24時間態勢で監視し、献花するすべての人を特定するよう命じています。
公表した人権団体は「情報を流してくれた勇敢な人々に感謝する」と投稿しています。
一方、ロシア内務省は報道を受けて「この文書は存在しない」と発表しました。
ただ、献花に訪れる記念碑の前では警察・治安部隊が常に監視を続けています。
ロシアではナワリヌイ氏が死亡した16日以降の3日間で400人以上が拘束されています。
[テレ朝news]