最後の日本ツアー がメンバー遺品「ドラムセット」をオークションに出品 売り上げは難病患者の支援に寄付|TBS NEWS DIG
30年以上にわたり日本でも親しまれてきたアメリカのロックバンド「」。解散ツアーを行うのにあわせ、難病支援のためのオークションを行うことになりました。
全米NO.1ヒット「To Be With You」などで知られる。大の親日家でもある彼らは、2011年の東日本大震災後、外国人アーティストとしては誰よりも早く被災地に入り、ライブを行いました。
日本のファンとは固い絆で結ばれていましたが、バンドを大きな困難が襲います。
ドラマーのパットさんが、体が自由に動かせなくなるパーキンソン病と診断され、通常の演奏活動ができなくなってしまったのです。
パット・トーピーさん(Dr)
「突然、全く予期もしなかったこんな大惨事が起きてしまって…」
その後もサポートドラマーを入れて活動を続けますが、2018年、パットさんが死去。バンドは解散を決めました。
今月4日、のメンバーはアメリカ・インディアナ州でさよならツアーに向けたリハーサルを行っていました。
ビリー・シーンさん(b)
「終わりを見るのは悲しいけど、どんなものにもいつかは終わりが来るんだ。僕らは誠実であり続けなければならない。だからこれでお別れなんだ」
バンドメンバーから明かされたのは、パットさんが生前、日本ツアーで使用していたドラムセットをオークションにかけるという話でした。売り上げは日本のパーキンソン病患者への支援にあてるといいます。
パットさんの妻 カレンさん
「彼はよく私に、心の中にある特別な日本と、日本人の皆さんの素晴らしい親切さを教えてくれたものです。日本の皆さんへの“恩返し”としてドラムセットをオークション出品し、売り上げを『全国パーキンソン病友の会』へ寄付させて頂きたく思います」
20日から始まるオークション、そして最後の日本ツアーを前に、バンドに悲壮感はありません。
エリック・マーティンさん(Vo)
「とても陳腐に聞こえるかもしれないけど、パットは僕の心に生き続けている。だから日本のライブでも彼は僕らと一緒にいるよ。The BIG Finish(最後の)だ!」
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