ウクライナの国会議員 モルディブ旅行で捜査(2023年7月28日)
ロシアとの戦闘が続くなか、ウクライナの国会議員がインド洋のリゾート地モルディブへ家族旅行に出掛けていたとして、当局が捜査を始めました。
ウクライナ国家捜査局は国外渡航書類に嘘のデータを記載した疑いでユーリイ・アリストフ議員への捜査を開始したと発表しました。
ウクライナではロシアの侵攻を受けて休暇中の公務員の国外渡航が禁止されていますが、ウクライナ国家捜査局によりますと、アリストフ氏は今月中旬、モルディブの高級ホテルに滞在していたということです。
アリストフ氏は先月5日から今月22日の間ウクライナ国外にいて今月10日に国外から病気休暇願を提出していたということです。
自宅への家宅捜索では、モルディブの出入国スタンプが押されたパスポートなどが押収されました。
裁判で有罪とされた場合、最長で3年の禁錮刑が科せられる可能性があります。
アリストフ氏は議員辞職願を提出し、「捜査に協力し事件に関する情報を提供する準備がある」などとコメントしています。
ゼレンスキー大統領は名指しは避けたものの「ウクライナの利益のかわりに内部での裏切り、ビーチ(での休暇)や個人的な富を得ることは怒りを引き起こす」と演説で怒りをあらわにしました。
[テレ朝news]