京都・北野天満宮で「梅花祭」
梅の名所として知られ、学問の神様、菅原道真を祭る北野天満宮(京都市上京区)で25日、道真の命日にちなんだ「梅花祭(ばいかさい)」が行われ、参加者らは梅の花を愛した道真をしのんだ。
約900年の歴史がある祭典。1587(天正15)年に豊臣秀吉が境内で催した「北野大茶湯」に由来する茶会も開かれ、近くの花街、上七軒の芸舞妓らがお点前を披露した。境内と梅苑の計50種1500本の梅はほぼ満開となっている。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、芸舞妓による参加者へのお茶の「お運び」は中止し、マスクを着けた着物姿の同天満宮の奉仕者が盆に乗せて振る舞った。