globe / 「DEPARTURES」(主演:三吉彩花)

● 第2弾「DEPARTURES」の物語 雪深い村で生まれ育つ。彼女は清廉でありたいと願っている。いろんな誘惑や、好奇心、時代の流れからも目を逸らしている。なぜなら、一度スイッチが入ってしまうと止められない自分がいるのがわかっているから。もう一人の自分をなだめすかしながら淡々とした日々を送る。退屈な日常と色の無い青春。やり場のない情熱。それらをごまかすために、彼女は心の中で叫ぶ。「これが私の人生。私は多くを望まない」 そして、彼女はある男と恋に落ちる。彼女の世界は一変した。色の無い世界に自分の居場所を見つけることが出来た。愛し、愛されることで満たされる日々。自分の事も初めて好きになれた。その男は全てを与えてくれた。新しい世界。彼女は心に誓う。「私は、この人と一生を添い遂げる」そして、彼女は裏切られる。ある日、男は別の女とこの村を出て行った。彼女にとって人生そのものだった男。女としての意味、この村で生まれた運命、その全ての答えだったその男。彼女の価値はゼロになった。 そして彼女は、家を飛び出した。 ●薮内省吾監督コメント: 愛の世界が引き起こす悲劇。その悲劇からの脱却。これが今回の「DEPARTURES」MVのテーマです。人は愛によって救われ、愛によって傷つく。今回、三吉彩花さんには、一度は愛によって全てを与えられ、そして、全てを奪い取られた。そんな女性を演じてもらいました。一人で雪山へと向かい、そこで彼女は何を想い、何を感じ、そして何と訣別するのか。愛と対極にあるものに向かおうとする時、彼女は自分自身をも否定するのでしょうか。儚さと美しさは同じコインの裏表。彩花さんはそんな演技を見せつけてくれました。凄まじいです。 彩花さんの第一印象は、“壊れそうな脆さといつでも暴発しそうな危うさ”を持ち合わせてる存在だと。彼女の心に不思議なバランスを感じました。そういう対極的な世界の中、その境界線で生きてる人。だからこそ、「DEPARTURES」の世界観と合ってると感じました。つまり、いつまでもどこまでも続く白い無限の世界であなただけを永遠に想う。という、突き抜けた愛の世界観の中で普通に立ってれる人だということ。彼女が持ってる対極的な内面性は、極端な愛の世界でこそ、その美しさが際立つのではないかと。「DEPARTURES」の本質的な美しさ、そして儚さを表現できるのは彩花さんしかいないと思い、オファーさせていただきました。 ●三吉彩花コメント: (撮影しての感想) あれほど泣くお芝居をする経験はなかなか無
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